腰の痛みは自分でコントロールできる!
痛みは自分の体に起こっているものであるため、自分で痛みをコントロールして改善していけます。
腰痛は原因が特定できないもの(非特異的腰痛)が、約85%であり、その中の約90%の腰痛患者は自然に回復する。(6週間以内)と報告されています。
そもそも、腰痛のほとんどは本来自然回復するので、腰痛を長引かせない、強くしないことが大切となります(腰痛の慢性化)。
※レッドフラッグという、命にかかわる・手術を要する病気の可能性が疑われる腰痛を除いて(全腰痛患者の1~5%:癌や脊椎感染症、圧迫骨折など)
腰痛を長引かせないため
腰痛に対する”不安や恐れ”を持たないことが大切です。
というのも…
“不安や恐れ”は、
・安静や活動制限を招く ⇒ 身体が弱る ⇒ 痛みの助長
・ストレスを招く ⇒ ”脳機能”への影響・”自律神経の乱れ”への影響 ⇒ 痛みの助長
を起こすと考えられます。
※ 脳機能への影響と痛み
⇒ 本来脳では、セロトニンといった痛みをやわらげる物質が作られるのですが、
ストレスにより、その物質のつくられる量が少なくなってしまいます。つまり、痛みに弱くなります。
※ 自律神経の乱れと痛み
⇒ ストレスは、自律神経に影響し、結果的に筋肉をこわばらせます(緊張させます)。
例えば、怒ったり、イライラしたりすると、全身に力が入っている感覚があると思います。
そのこわばり(緊張)が続くと、筋肉は血行が悪くなり、痛みが起こりやすくなります。
そして、”不安や恐れ”を持たないために、腰痛に関する情報を修正していく必要があります。
腰痛を改善していくために有効な情報は、下記の2つが言えると考えます。
⇒腰痛に不安や恐怖を持たず、
『痛みがあっても可能な範囲の日常生活を続ける』こと。
⇒腰痛に不安や恐怖を持たないために、『腰痛は自己管理できることに気づく』ことができればいい。
これら2つが、腰痛改善・対策方法であると考えられます。
では、どのように腰痛を自己管理するのか?ですが、
腰痛体操を一つの方法として提案します
腰痛を良くできる(腰への負担を減らす)体操方法を身につける。
そのことで、思った以上に、自分の腰は痛みなく動かせる『自信』をつけることが大切であると考えます。動画では、その腰痛を和らげる体操方法についてお伝えしています。
腰痛を和らげる体操方法解説
座ったままでできる5種類の体操となっています。1種類1分で、計5分で行うことができます。具体的な体操方法は動画で確認してみてください。
体操の「目的」と「コツ・注意点」についてお伝えしておきます。
「目的」としては、
腰痛を和らげる=腰への負担を減らすために、
①背骨の関節の動きを出す、②背骨を支える筋肉を働かせることです。
※①をする理由
背骨には、首・胸・腰・お尻(仙骨・尾骨)があります。例えば、胸の背骨の関節が硬くなったとします。その分、首や腰が頑張って動く必要があり、腰への負担は大きくなります。こういったことをなくすために行います。
※②をする理由
お腹の、みぞうち辺り~骨盤の方まで、コルセットのように身体を締めて腰を守ってくれる筋肉があります。ここをしっかり動きの中で働かせることができると腰への負担を減らすことができます。
「コツ・注意点」としては、
動画でもお伝えしていますので、ここでは、簡単にお伝えしておきます。
●痛みが起こらない範囲で行って下さい。
例えば、背骨をひねる運動などもありますが、無理にひねらず心地よいと思える程度で行って下さい。)
⇒大きく動かすことが目的ではないので、可能な範囲で行って下さい。
●動きの中で“呼吸”を取り入れるとより効果的です。
●丁寧にゆっくり行って下さい。
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